投球障害を防ぐためのガイドライン

こんにちは、柔道整復師の宮本です

今日はベースボール発祥の地である、アメリカには投球障害を防ぐためにABF(全米野球協会)少年野球の障害リスクのガイドラインが定められています。

要は8歳から12歳までの年齢の時にこのぐらいの球速や距離を投げていると投球障害になるリスクが高くなっていしまいますよ、という目安です。例えば12歳の時には球速としては平均で80キロ、最速でも104キロ、遠投距離としては66キロメートルと定められている。

日本では最速120キロを超えるピッチャーが現れると「すごい投手が現れたぞ!!」となるが、アメリカだと「投球障害のリスクが高いからほかのポジションを守らせた方がいいな」となる。本格的にピッチャーをやるのは骨端線が閉じてからでも十分間に合うという考え方を持っている

ABFが定める少年野球の障害リスクのガイドライン】

8歳で平均速度64キロ、最高速度80キロ、飛距離42メートル

9歳で平均速度69キロ、最高速度88キロ、飛距離48メートル

10歳で平均速度69キロ、最高速度88キロ、飛距離53メートル

11歳で平均速度72キロ、最高速度90キロ、飛距離59メートル

12歳で平均速度80キロ、最高速度104キロ、飛距離66メートル

もちろん、このガイドラインをそのまま日本の小学生に当てはめるのは困難だ。文化が違えば環境も違うし食べ物や発達の度合いも違う。チームの人数が減ったりする中でエースが投げなければ試合が成り立たなくて野球が面白くないと感じてしまう子供もいるだろう。

だがこれはガイドラインなので罰則規定などは設けられてはいません。

投球障害は投球数のみが要因ではなくわずか一球でも発生することが確認されているので完全な予防にはならないが予防の第1段階でとても有効的だと思う。

大学生の投手などでもどんなに調子が良くても80球を目安に交代することを決めている投手がいる。これは80球前後で球速が落ちたりフォームが崩れる傾向があったからだ、フォームが崩れてる状態で投げていても身体への負担が大きくなりその後に影響が残る可能性があるからである。

少年野球などでは大体40球から70球がひとつの目安になっています。

より良く長い野球人生を楽しくおくれるように
子供であっても1人のスポーツマンとして、アスリートとして扱うことがとても大事だと感じました。

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