春に辛い花粉症について

「先生…今年もきましたね…あの地獄の季節が…🤧」

午前中いちばんにドアを開けて入ってきたのは、35歳の主婦・Aさん。毎年スギ花粉の時期になると必ずと言っていいほど来院する、いわば“花粉シーズン常連さん”だ。

「おっ、Aさん。今年も無事に花粉デビューやな?😄」

花粉症そのものはそこまで重くないのに、花粉症の話になるとやたらテンションが上がるタイプである。

「無事ちゃいますよ先生…。鼻水は出るし、目はかゆいし、顔もむくんでる気がするし…鏡見るのイヤになりますよ…🥲」

「たしかに花粉症って“見た目ダメージ”もデカいよな。肌荒れとかむくみも出やすいし。」

Aさんはイスに座りながら、マスクを少しずらして鼻をかんだ。

「先生、そもそも花粉症って、なんでこんなになるんですか? 花粉が入ってくるだけなら、ほっといてくれたらいいのに。」

「ええ質問やな。ざっくり言うとな、“身体の勘違い”と“過保護すぎる免疫”のコンボやねん。」

「勘違い…?」

「本来、スギの花粉そのものはそこまで毒じゃないんよ。でも、免疫が『これは敵や!』って決めつけてしまうと、体の中で警報が鳴りっぱなしになる。すると、IgEっていうアレルギーに関係する抗体が増えて、肥満細胞っていう細胞からヒスタミンって物質がドバーッと出る。これが、くしゃみ・鼻水・目のかゆみの正体やねん。」

「へぇ〜…身体の中でそんな会議が開かれてるんですね…。」

「そうそう。で、その会議が『過剰防衛モード』に入ってるのが花粉症。ちゃんとした病名でいうと“季節性アレルギー性鼻炎”ってやつな。」

Aさんは少し目を丸くした。

アレルギー性鼻炎の出典

「でも先生、私、子どもの頃は全然平気やったんですよ。花粉症デビューしたの、30歳過ぎてからなんですけど…。」

「それもよくあるパターン。花粉症って“ある一定の量の花粉にさらされ続ける”と、ある日を境にドカンと症状が出始めることがあるんよ。コップに水が少しずつ溜まっていって、ある日あふれる、みたいなイメージやな。」

「じゃあ…今まだ平気な人も、いつかいきなり“デビューの日”が来るってことですか?😨」

「残念ながら、その可能性はある。実際、2019年に首都圏近郊で6000人規模のアンケートをしたら、『自分は花粉症です』って答えた人が半分以上おったんよ。で、『いいえ』『わからない』って答えた人の中にも、隠れ花粉症がおるって言われてる。」

「半分以上…! じゃあ、もはや“花粉症のほうが普通”みたいな世界ですね。」

「そう、もはや“花粉症前提社会”やな😅」

Aさんは苦笑いしながら、目元を指でおさえた。

「ちなみに先生、私の母も弟も花粉症なんですけど、それって関係あります?」

「あるある。アレルギー体質って、遺伝の影響がかなり大きいって言われてる。もちろん環境も関係するけど、家族にアレルギー持ちがいると、自分もなりやすい。」

「そうなんや…。うちの家系、完全に“アレルギーファミリー”ですね…。」

「とはいえ、遺伝=絶対なる、ってわけじゃないから安心してな。あくまで“なりやすい土台”があるってだけ。そこに、ストレスとか寝不足とか、生活習慣の乱れとか、いろんなものが積み重なって、バーンと花粉症が顔を出してくる感じやな。」

Aさんは「ストレス」「寝不足」という言葉に、グサッときたような顔をした。

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「先生、それ、完全に私のことなんですけど…。夜は子どもが寝なくて、寝るのはいつも1時過ぎ。朝は6時に起きて弁当つくって…ストレスも、まあ、いろいろ…😇」

「それは花粉症からしたら“入れ食いチャンス”やな…。自律神経も乱れやすくなるし、免疫も過敏になりやすい。花粉症って、花粉だけのせいじゃなくて“その人のコンディション”にもめちゃくちゃ左右されるんよ。」

「なるほど…。じゃあ、“花粉症の薬だけ”に頼っててもダメなんですね。」

「そう。薬はもちろん大事やし、重い人はちゃんと耳鼻科で処方してもらうべき。でも、それと同じくらい【身体のベースを整える】っていうのが大事になってくる。」

「身体のベース…?」

「たとえば、睡眠の質を上げるとか、自律神経を整えるようなケアをするとか、肩や首まわりの筋肉の緊張をゆるめるとか。そういう“土台作り”をすると、同じ花粉の量を浴びても、症状の出方が少しマイルドになったりするんよ。」

「えっ、筋肉の緊張とかも関係あるんですか?」

「あるある。首や肩がガチガチにこっていると、血流が悪くなって、鼻の粘膜もむくみやすくなる。そうすると、ちょっとの刺激でも鼻水が出やすかったり、鼻づまりになりやすかったりする。だから、花粉症の時期に【首〜背中の緊張をゆるめる施術】をすると、『あれ? 今年ちょっとマシかも?』って言う人が実際に多い。」

「たしかに、花粉症しんどい時って、ずっと眉間にシワ寄ってる気がします…。」

「そうそう、その“しかめっ面モード”が続くと、首肩もどんどん固まるからな。悪循環やで。」

Aさんは苦笑しながら、首をぐるっと回してみせた。

「じゃあ先生、花粉の時期こそ整骨院で身体をメンテナンスしたほうがいいってことですか?」

「そういうこと! 花粉をゼロにはできへんけど、“花粉に負けにくい身体”をつくることはできる。うちは整骨院やけど、症状の話だけじゃなくて、睡眠や食事のことも一緒に相談に乗るようにしてる。」

「ほんま、ここ来るとなんか安心するんですよね〜。話してる間に、ちょっと気持ちが楽になるというか😌」

「それめちゃくちゃ大事。ストレスもアレルギーを悪化させる要因やから、『ここでしゃべったらスッキリするわ〜』って思ってもらえるのは、治療の一部やと思ってる。」

Aさんは、ふっと表情をゆるめた。

「ところで先生、花粉って春だけちゃうんですよね?」

「よく知ってるやん。関西で言うと、2〜3月のスギ、3〜4月のヒノキが有名やけど、秋にもブタクサとかヨモギの花粉が飛ぶ時期がある。だから、人によっては『一年の半分ぐらい、なんかしんどい』ってこともある。」

「それ、まさに私の弟です…。春も秋もずっと鼻ぐしゅぐしゅしてます。」

「そういう人は、スギやヒノキだけやなくて、イネ科とかキク科の花粉にも反応してる可能性があるな。最近は、通年性のダニ・ハウスダストのアレルギーとセットになってる人も多い。」

「え、じゃあ、家の中も油断できないってことですよね?」

「その通り。花粉+ダニ+ホコリのトリプルパンチ。そら身体もしんどいわな。」

Aさんは頭を抱えた。

「でも先生、そんなこと聞いたら、何から始めたらいいかわからなくなってきました…😭」

「大丈夫大丈夫。全部を完璧にやろうとしなくてええねん。次の回から、【今日からできる花粉症対策】を、生活習慣・セルフケア・整骨院でできること、って順番で一緒に整理していこか。」

「先生、シリーズ物ですね? なんかテレビの健康番組みたいでワクワクしてきました📺」

「そうそう、『宮本と一緒に花粉を攻略する会』やね。」

待合室の窓から差し込む光が少し強くなってきたころ、Aさんはティッシュをしまいながら、ぽつりとつぶやいた。

「先生…私、毎年“ただ耐えるだけ”やったんですけど、今年はちゃんと対策しようと思います。」

「おっ、ええやん。その意識が大事やで。花粉症って、症状を“0にする”のは難しいけど、“生活がラクになる幅”はめちゃくちゃ大きいからな。」

Aさんは興味深そうに身を乗り出した。


■ 今日からできる“花粉症ラクになる生活術”

「まずAさん、家でできる一番の対策知ってる?」

「玄関で花粉を払うやつ…?」

「正解! 花粉って、衣服の表面に信じられへんぐらい付くねん。東京のある測定では、コート1枚に“数千個”つくこともあるっていうデータもあるくらいや。」

「数千!? それ家に持ち込んでたんですか私…😱」

「そういうこと。そら鼻もつまるで。」

Aさんは思わず腕を擦りながら震えた。

「ほんでな、洗濯物の外干しも注意やで。外干ししたタオルで顔拭いたら、花粉を自分の顔に塗りつけてるようなもんやからな。」

「ひぃ〜…聞くだけで鼻がムズムズする…。」


■ 体調が整うと花粉症は“軽くなる”

院長は指を一本立てて言った。

「花粉症ってな、実は“体調の影響”がめちゃくちゃ大きいねん。寝不足の次の日とか、ストレスがたまっている時ほど症状が強いって研究もある。」

「たしかに、子どもが夜泣きした翌日とか、鼻ズビズビです…🥲」

「せやろ? 逆にいうと、身体を整えると同じ花粉を浴びても症状が軽くなるんよ。これは臨床でもよう見る。」

「身体って正直ですね…。」


■ 整骨院が花粉症の時期に“実は役立つ”理由

「あとAさん、これは意外と知られてへんねんけど、花粉症の時期は首と肩がめっちゃ固まりやすいんよ。」

「え、そうなんですか?」

「鼻がつまる→口呼吸になる→姿勢が前に倒れる→首肩がガチガチ…っていう地獄ループが起こるねん。」

「それ、完全に私です先生😇」

「首の緊張がキツいと、自律神経が乱れやすくなる。そうすると免疫反応が過敏になって、症状がさらに悪化するねん。

つまり、身体の緊張をゆるめる施術は花粉症の体質改善の土台にめちゃくちゃ効くんよ。」

「だから整骨院に来ると、ちょっと楽になるんですね…!」

「そうですよ。実際、施術後に『あれ?今日めちゃ鼻通る』って言う人ほんま多いからね。」


■ 食事も“ちょっと変えるだけ”で変わる

「ヨーグルト食べるといいって聞きましたけど、あれほんまなんですか?」

「“補助的には”ホンマやで。腸内環境が整うと免疫の反応バランスも整いやすいっていう研究は多い。」

「じゃあ今日買って帰ります😄」

「あと、加工食品が多いと腸内環境が乱れやすいから注意やな。毎日ガッツリ変えんでも、『ちょっとだけ整える』だけで違うで。」

乳酸菌とアレルギー出典


■ さらにアレルギーを軽くする秘訣:呼吸のケア

院長は深呼吸してみせた。

「花粉症って呼吸浅くなるやろ? 呼吸が浅いと、胸の筋肉が固まって、さらに姿勢が悪くなる。で、また鼻が詰まる。」

「悪循環の連鎖…😨」

「そう。だから、胸のストレッチや深い呼吸の練習はかなり有効やで。

あと、さっき言った“柑橘系ののど飴”は喉の粘膜を守って呼吸が楽になるからおすすめや🍋」

 

呼吸と鼻炎の出典

呼吸」の写真素材 | 1,749,346件の無料イラスト画像 | Adobe Stock


■ Aさん、ついに覚醒する

「先生…なんか、今日だけで“花粉に勝てる気”してきました…!」

「その気持ちが何より大事やで。花粉症は“敵の正体を知るだけ”でだいぶ気が楽になるからな。」

Aさんは立ち上がりながら言った。

「じゃあ先生、来週もメンテナンス来ます! 家でも対策やります!」

「おう! Aさんが本気出したら花粉なんか怖くないで😄」

完治は難しいかもしれんけど軽減はできます!みなさんもぜひ!!

 

 

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