スポーツする人必見!4スタンス理論で考える体幹、軸、筋肉の役割とは ?

前回に次は野球についてと書くと言っていましたが、

野球について書く前に、スポーツ全般的で知っておいた方が得する内容を先にご紹介しようと思います。

まず、少し前回のおさらいから、
4スタンス理論とは、誰もが持っている身体の動作特性を4つのタイプに分類したもので、その4つの中から自分に適したタイプ
を知る事で、パフォーマンスの質を上げる事ができます。

今回は、その4スタンス理論の考え方から、
スポーツ全般に関係する体幹や筋肉、軸の役割について紹介します。
これらを知っておくと、身体の動かし方が上手く行えて、パフォーマンスアップに繋がります。

本当の意味での体幹とは?

近年、スポーツの現場では、体幹の重要性がましています。
実際よく「体幹トレーニング」が大事ってよく聞きませんか?

体幹をしっかり鍛えとけば、身体がブレずにプレーできるから、パフォーマンスアップになると言われてないですか?

では、身体のどこからどこまでを体幹というか知っていますか?

答えは下の図で見てもらえれば分かると思いますが、皆さま正解しましたか?

体幹とは、正しくは脳をくるんでいる頭蓋と、脳下垂体から下りてくる脊髄神経をホールドしている胸郭、
骨盤を総じて呼んでいるものです。つまり、頭部と四肢(両腕、両脚)を除くすべての部位と定義されています。
そして、体幹には脊椎があり、頸椎、胸椎、腰椎がそれぞれの動き(下図参照)で身体の姿勢を変えています。

4スタンス理論の考え方では、あらゆるスポーツに共通する、最も大切な素養は、
「脳が安定することで身体の各パーツをうまく連動させて動かす」ということです。

脳が水平を保ち安定感を得ていることで、確実な動作を滞りなく行うことができます。
脳を水平保ち安定感を得るには、頸椎、胸椎、腰椎が連鎖して動くことが重要になってきます。

筋肉ではなく、骨の連携で身体を動かす
身体のコントロール=骨格のコントロール

4スタンス理論や前回述べた身体の軸を作る
5ポイント理論は、人間の根本的な身体の使い方について考えた理論であり、ここで言う身体の
使い方とは骨格をコントロールすることを示しています。

どういうことかというと、

例えば大人がコップを持ち上げるとき、たいていは指や手のひらを使ってコップを握り腕を使って持ち上げるでしょう。
では、幼児ではどうでしょうか?

幼児にとってコップは大きくて重いものです。片手では持ちきれず両手を使わなければいけないかもしれません。
もしかすると両手の力でも持ち上げる事ができないかもしれません

そんな時幼児は、腕だけでなく全身を使ってコップを持ち上げようとします。そしてそのために全身をうまくつなげ、
全身を連動させてコップを持ち上げる動作に連結させていきます。

幼児の身体には大人ほどの筋肉はついていないので、この時主導するのは骨と言うことになります。
では、どのように全身の骨を繋げ連携させるのでしょうか?

その答えは、「軸」です。

軸の形成された身体は、すべての骨、骨格を連動させることができ、軸さえあれば、全身の能力を無駄なく動作に使えることができるのです。
知らず知らずに私達は、普段からこの軸といった言葉を使っているんです。

「軸がブレていない見事なスウィングだ」

「あの人の振る舞いは、軸がしっかりしていて美しい」

など、日本人にとっては、馴染みがある言葉なんてす。

筋肉の役割とは?

現代では、ほぼ全ての競技でウェイトトレーニングが行われていると言っても過言ではありません。

しかし、パフォーマンスに関係なくついた筋肉は、果たして実践で役に立つのでしょうか?
では、筋肉はどのような働きをするのでしょうか?

まず1つ目の大きな役割は、骨格を初動させることです。
脳が指令を出して筋肉を収縮させたり、脱力させたりすることで関節などを動かし始めることです。

そしてもう一つの役割が、骨格を守ることです。
骨は強い組織ですが、圧力の加わる方向によっては簡単に折れてしまうので、そうならないように筋肉が覆い守っています。

4スタンス理論では、筋肉は人間の動作にとって大切な組織ですが、動作はあくまで骨の連携によって行うもので、
筋肉に過度の緊張をさせないことがパフォーマンスアップにつながると考えています。

筋肉は緊張させずに緩めるもの

筋肉の仕組みについて見てみると、筋肉は必ず対になっているという特徴があります。
拮抗する、つまり向かい合って作用する筋肉があり、一方が縮んだことで、
相対するもう一方の筋肉は関節の動きによって伸ばされます。

しかし、相対しているとはいえ、角度は微妙に違います。
それが原因で関節に癖が生まれてしまうと、トレーニングをするほど筋肉を緊張させてしまうので
結果として筋肉を痛めてしまいかねません。

能力や実力を存分に発揮することを最優先するのなら、適切な筋肉量と骨格の正しい状態を維持し、
その上で骨格の動きを十分に引き出すための、緊張せずよく緩みよく縮む筋肉があるべきです。

つまり、骨格と筋肉の関係は、筋肉は骨格を動かす「道具」であると言う考え方です。

今回のまとめ、考察


どんなスポーツをするにも、脳が安定している姿勢を保つようにしていれば、感覚が鋭くなり、
目的とする動作をスムーズに行うことができるようになります。

では、どうすればできるのか?

体幹と軸の働きが重要になってきます。

体幹は、 頭部と四肢(両腕、両脚)を除くすべての部位のことで、体幹の頸椎、胸椎、腰椎が、
それぞれの動きを行うことで、身体の姿勢を変えています。

この動きの時に、軸が形成されると身体は、すべての骨、骨格を連動させることができ、
軸さえあれば、全身の能力を無駄なく動作を行えるように、脳を水平に保ち安定感を得ることができます。

また、この時、能力や実力を存分に発揮するためには、適切な筋肉量と骨格の正しい状態を維持し、
その上で骨格の動きを十分に引き出すための、緊張せずよく緩み、よく縮む筋肉があれば、
よりパフォーマンスアップに繋がります。

自分が感じた感想

今まで体幹トレーニングやウェイトトレーニングで筋肉を鍛えた方が、いいパフォーマンスを生むと考えていましたが、
そうではないと今回知ることができました。

筋肉だけを鍛えても、それが今やっているスポーツに必要な筋肉なのか?
逆に邪魔していないのか?緊張しすぎず、よく緩みよく縮むのか?を考えながら、筋肉を鍛えないといけないですね。

硬くなりすぎる筋肉は怪我もしやすいので注意しないとですね。

宮本

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