テレビでよく聞く脊柱管狭窄症 ほんとにどんな疾患か知ってますか?

今回は、腰の痛みの中でも
腰部脊柱管狭窄症にフォーカスを当ててお話していきます。

テレビでも特集されることが、よくある疾患なので皆さん知っていらっしゃるかもしれませんが、
くわしく病態について説明していきます。

読んで字のごとく、脊柱管という所が狭窄、つまり狭くなることて起きる疾患になります。
では脊柱管とはどこなのか、脊柱だけなら

あっ!背骨の事ねっ!ってな感じてわかると思います。

では脊柱管が何処なのか、正解はここです

ここに空洞がありますね、これが脊柱管です

ここが狭くなると何に影響するのかこの空洞には神経が通っています。

そう、つまり脊柱管狭窄症とは

神経が通っている空洞が何らかの理由で狭くなることで神経を圧迫して症状の出る疾患です。

腰椎は通常5つあります。

この中でも1番脊柱管狭窄症になりやすい場所があります。

それが一番下の5番目とそのもう一個上の4番目です

なぜがと言うとこの場所が腰椎の中で1番可動が大きく

ストレスのかかりやすい場所だからと言われています。

腰痛は大きく分けると2つに分けられるのですが

ひとつは前に屈むと痛いもの
例としては腰椎椎間板ヘルニアや、筋・筋膜性腰痛などがあげられます。
もうひとつは後ろに反らすと痛いものです。
腰椎分離症や腰椎すべり症、脊柱管狭窄症はこちらに属します。

さて、では一口で脊柱管狭窄症と言っても全て同じという訳ではありません。

大きくわけて、3つのタイプに分けられます。

まずは

馬尾型
脊柱管自体が狭くなり、中を通る馬尾神経という神経を圧迫してしまうもの。神経根型より症状が思いとされています。

神経根型
上下の腰椎を繋げている椎間関節に骨棘(骨のトゲ)などが出来ることにより椎間関節が作っている
椎間孔が狭窄されてしまい神経を圧迫してしまうもの。片側だけに症状が出ることが多いです。
腰椎椎間孔狭窄症と呼ばれる場合もあります。

混合型
上記の馬尾型と神経根型を合わせたもの

この3つがあります。

次は詳しく症状を見ていきましょう。

もちろん神経を圧迫しているので足に痺れや神経痛がみられます。

また、特徴的な症状として長時間歩くことが困難というものがあります。

何故かと言うと真っ直ぐした姿勢で歩くとより狭窄部を圧迫してしまい歩き始めに症状がなくても、
段々痛みや痺れが出てきてしまいます。ただ真っ直ぐの姿勢をやめて前かがみの姿勢や少し腰を
かけて休めば症状が落ち着いてくるというのが大きな特徴です。
ただ、症状が進んでしまうと安静にしていても痛みや痺れが出てきたり、排尿障害が出てくる可能性もあります。

上記の馬尾型、神経根型、混合型

この3つで症状の出てくる場所も異なってくることがあります。

馬尾型では

太ももの内側からふくらはぎ、足底に症状が出ることが多いです。

神経根型では

おしりから太ももの外側、ふとももの外側に症状が出ることが多いです。

混合型では

上二つが混合しているので症状としては

下肢全体的に出ることがあります。

整形外科などに、受診すると

大抵の場合軽傷だと痛み止めなどを処方して様子を見るか少し酷くなるとブロック注射などをするか重症になると手術などをすすめられます。

ここで考えて欲しいのですが、あなたの腰の痛みは
すべて、脊柱管狭窄症のせいなのでしょうか??
特に脊柱管狭窄症は昔から腰に痛みがあった方や逆に昔はすごく姿勢が良くて腰痛知らずだった方などに発症することが多いです。

では元の腰の痛みは脊柱管狭窄症から来ていたものなのでしょうか

純粋に脊柱管狭窄症だけで痛みがある方も一部はいますが、少ないです。

ほとんどの場合は脊柱管狭窄症の痛みと筋肉の張りによる腰の痛みの両方や、
腰椎にくっついている筋肉が腰椎を引っ張ることにより神経により負担をかけることにより痛みを強めている場合がほとんどです。
そして、痛みが強いことにより力が入るのでより筋肉が固くなるという悪循環に陥ってしまうのです。

ではどうすればいいか。

負担をかけている原因を取り除けばいいのです

腰の筋肉の張りは仙腸関節という関節と非常に深い関係があります
仙腸関節は骨盤の、後ろにある関節なのですが
動きとしてはすこぐ小さい動きなのですが
この動きが悪くなると腰の筋肉を固くしてしまいます。

自宅でできる仙腸関節のストレッチをお教えします!

まず用意していただきたいのはテニスボール!
今は100円ショップなどでも2つセットで売ってますね。便利な時代になったものです(笑)

上の画像にものってある通り

注意点としては腰椎の4番目と5番目の場所は

避けてする事です。

最初の方にも言った通り脊柱管狭窄症の好発部位であり元から負担のかかりやすい場所だからです。
あとは、腰が痛いからと言って動かずに寝たきりにならないようにしましょう。

動かない方がより腰の筋肉を固くしてしまい悪影響を与えます。
日常生活の動きをする方が腰を適度に解してくれるので、痛みに気をつけながら動きましょう。

ここで注意していただきたいのが筋トレや、重いものを持つなど強い負担をかけてはいけないと言う事です。

それを気をつけて日常生活を送りましょう!!

田丸

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