手首の痛みにご用心!!使いすぎると発症するドケルバン症とは!?

このブログは柔道整復師である田丸が「長時間手を使う作業をしている方がなりやすい手首の痛み」について書いています。

さて今回はドケルバン病について説明しようと思っていますが、あれ?腱鞘炎って言ってなかった?と思いましたよね。実は腱鞘炎は他にも名前があってドケルバン病や狭窄性腱鞘炎という言われ方もします。

ちょっとカッコイイ言い方をしてみたかっただけですすみません()

ここからは真面目に書いていきます。

腱鞘炎と聞くと単純に手首を動かすと痛いってイメージが強いと思います。

実際そうなのですが、実は腱鞘炎以外にも手首を動かすと痛い症状が出るものもあるのでその違いや根本的に腱鞘炎とはなんぞやという説明をしていきたいと思います。

 

腱鞘炎ってなぁに?

 

簡単に言うと腱鞘の炎症です
そりゃそうですね。ですが腱鞘ってなに?って聞くと答えられる人がぐっと減ると思います。

そりゃそうです、解剖学をかじったことがあるかたじゃないと答えることが出来ないと思います。

腱鞘とは腱の鞘です。

いい加減にしろって思いましたよね。すみません

でもこれが一番核心をついた答えです。

筋肉や靭帯などは聞き馴染みがあると思いますが腱と言われるとなにそれ??ってなりますよね

wikipediaで調べてみると

 

(けん)は、解剖学において骨格筋に付着する部分の筋肉主体部寄りにある結合組織のひとつ。(Wikipediaから引用)

と書いてありますがちんぷんかんぷんですね。

早い話が筋肉が骨とくっつく為にある紐のようなものです。筋肉から腱に移行していって骨とくっつきます。

なので筋肉を縮こませると腱も引っ張られます。

逆に筋肉を緩ませると腱も弛みます。

その紐を保護してる筒みたいなものこそが腱鞘です。

図で示すとこんな感じです。

視覚的にすると分かりやすいですね。

 

何故腱鞘炎が起こるのか

 

腱鞘炎の正体はわかったと思います。

では何故守る役割をしている腱鞘に炎症が起きてしまうのでしょうか。

答えは簡単です。

筋肉を使っていると腱は引っ張られたり弛んだりします。

その腱に腱鞘が触れています。

ずっと中で動かれる訳ですから擦れますよね???

そのせいで炎症が起こるわけです。

思ったより単純な原因だとおもいます。

腱鞘炎を起こす方は手首を動かすことや指を動かすことが多い方が大多数です。

包丁でものを切ったりしてる方やパソコン作業などの事務作業をしてらっしゃる方など

あげればキリがありません。

特に腱鞘炎は手首の中でも親指側に痛みが出ることが殆どです。

 

それほんとに腱鞘炎??

 

腱鞘炎は文字の通り炎症ですので、親指側の手首が少し赤くなっていたり熱を持っていたりします。

ではそれが当てはまらないけど手首が痛い、そんな場合にはどんな疾病があるのか書いていきます。

キーンベック病(月状骨無腐性壊死、又は月状骨軟化症)

手首の関節の中にある月状骨という骨が何らかの原因により血流障害などが起こり段々構造が脆くなり軟化していき最後には壊死して潰れてしまう疾患です。

血流障害が起こる理由は不明で20~45歳の男性の利き手によくみられ体力をつかう肉体労働系のお仕事をされている方に見られやすい疾患です。

母指CM関節症

母指CM関節とはここです

ビンのふたを開ける時や物をつまむ時など親指に力を必要とする動きなどで、手首の母指の付け根付近に痛みが出ます。

この関節は自分で動かしてみるとわかるのですが

非常に動きの広い関節です。

その分使いすぎや老化により関節軟骨の摩擦が起きやすかったり、関節自体の炎症、又は亜脱臼などが見られる場合もあり、より進行すると変形することもあります。

まだまだ他にも手首に痛みが出るものはありますので

ご自分での見極めが困難な場合はお近くの整骨院や整形外科への受診をおすすめ致します。

腱鞘炎の特徴

もちろん手首の痛みなのですが、特に親指を動かすと痛みがある、ですとか手首の親指側に熱感または赤みがあるですとかあるのですが

わかりやすいテスト法を説明しておきます。

アイヒホッフテスト

従来フィンケルシュタインテストと呼ばれていたテスト法

親指を握って手首を小指側に曲げることで親指側の手首に痛みが出るかをみるテスト法です。

またその状態で親指を伸ばすとすぐに痛みが無くなります。

これで痛みがあると腱鞘炎である可能性が高くなってきます。

痛みが出た時の対処法

1番いい対処法は腕を使わない事です!!!!

…………

無理ですよね。普通に考えて。

特に腱鞘炎になりやすい方は日常的に手を使う作業が多い方、料理などされている主婦、デスクワークが多い会社員の方や事務作業をしてらっしゃる方

皆さん腕を酷使されてる方が多いです!!!とすると、どうすれば良いのでしょうか。

使わないというのが難しければきちんと休めてあげればいいのです。

自宅などでもお風呂で浸かりながら腕を揉んであげる。

他にも筋肉が動きやすい状態を作ってあげるという意味でリストバンドなどで圧迫してあげるなども効果的です。

ですが、どうしても痛みが取れない。
仕事に支障が出る。

などの方は当院で治療が出来ますのでご連絡ください。

LINE公式アカウントでも対応が可能ですのでそちらもご活用ください。

田丸

リード鍼灸整骨院のHPはこちらから

関連記事

  1. 子供の成長について

  2. アロマテラピー講座 ~香りの系統について~

  3. 下半身を使ったピッチングフォームの重要性

  4. あなたは知っている?人間に不可欠な”第二の心臓”の話

  5. 知ってる人は知っている栄養素の世界(基礎編)

  6. 食欲の秋にうってつけのキノコスパゲティのレシピ

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。