はじまして、宮本です。
最近私の小学生の息子が野球を習い始めました!
私自身は、中学校〜20代前半までバスケットボールをしていましたが、
現在は全くスポーツをしていなかったので、中年太り中です(笑)
野球は本格的に習ったことがなくて、小学校の時に町別のソフトボールで、
子供会のオッチャンにソフトボールを教えてもらって大会にでたり、
放課後に原っぱで遊びの野球をしたりしたぐらいです。
ですので、子供が野球を習い始める前は、近くのグラウンドでテニスボールでキャッチボールをしたり、
ラウンドワンのスポッチャでバッティングをしたりして遊んでいました。
野球経験のない私は、頑張る息子の為に正しい投げ方や打ち方ってどんな方法なのだろうと疑問に思い、
様々な本を読んでみました。
その中に面白い理論の本がありましたのでご紹介します。
野球だけでなくすべてのスポーツの“基礎”となる考え方と、
すべてのスポーツで正しいフォームというのはあるのか?という内容の本です。
スポーツをしているお子様がいる方にも、いない方にもとても役立つブログです!
4スタンス理論とは
脳が安定すると運動のパフォーマンスがアップする‼️
脳はその特性として、垂直水平が保たれると安定します。ですから脳を覆っている頭骸骨を垂直水平に保つ必要があります。
この頭の安定角度は、人によってタイプが分かれます。さらに、脳が安定し続けながら動く準備が整った状態を動的立位姿勢とい
い、個性として4つのタイプに分かれます。そしてその際には、そのタイプごとに足底にかかる位置も分かれています。
すなわち、人間は皆同じ構造でできているが最も自然で無理のない身体の使い方は人によって大まかに4種類に分類することができ
るということです。
簡単に言うと、1つの行動例えば歩く、走る、ボールを投げるなどのこの動作って皆同じですか?
皆さん思い返してみてください。みんな同じではなく特徴的な仕方の人もクラスで何人かいませんでしたか?
これを4スタンス理論で考えると身体の動作を行う際には4つのタイプあるということです。
そして、その4つのタイプを理解することで、その人に合った運動パフォーマンスを最大限に発揮することができるのです。
正しい走り方ってなんだろう?
自分の周りで変な走り方なのにとても速い人っていませんでしたか?もしかすると今日その理由がわかるかもしれませんよ。では、
4スタンス理論で自分がどの走り方なのか考えながら見て下さい。
膝とみぞおちが同時に前方に移動していくイメージを強く持ちながら走る。膝が降り上がることで前進し、それとともに身体が伸び上がる意識を持つが、肋骨部分はピンで留めたように安定している。腕の振りは、手のひらを軽く握り、やや脇を開き親指と人差し指を利用しながら、肘を後ろから前に(下から上に)振り上げるように走るとリズムが取りやすい。
膝とみぞおちの裏側(背骨の第12胸椎)が同時に前方に移動していくイメージを強く持ちながら走る。体幹は曲線的にねじれることを認識し、そのねじれを妨げないように意識する。腕の振りは、手のひらを広げチョップで走るようなイメージで、中指と薬指を利用して肘を体側に沿ってまっすぐに、後ろから前へ(下から上に)移動させるように走るとリズムが取りやすい。
膝を上げて走るのではなく、かかとを尻(股関節)に引きつけながら走るイメージと、後ろ足で蹴り出して前進する。骨盤の奥(仙骨)を前に押し出すイメージを強く持つ。腕の振りは、足の動きに連動して軽く振られる感じで、手のひらは広げ気味にし、手首は反っていてもかまわない。体側に沿ってまっすぐに振り、人差し指を起点に手首を前から後ろへ(上から下に)移動させるように走るとリズムが取りやすい。
後ろ足で前に身体を押し出すイメージでスピードを上げていく。太腿の付け根が前に移動するとともに身体全体が前進していくようにし、喉元で前に進むイメージを強く持つ。腕の振りは、やや肘を開き、へその前あたりで腕を交差させるような腕振りとなり、上半身がやや左右に揺れる。薬指を起点に手首から前腕を前から後ろへ(上から下に)たたきつけるように腕を振るように走るとリズムが取りやすい。
これらが走り方に見る4タイプになります。皆さんはどれに当てはまりましたか?この4つのタイプそれぞれに特徴がありますよね。
どれが正しい走り方なのかではなく、どの走り方が自分の身体(動的立位姿勢)にあっているかなのです。
身体の軸を作る「5ポイント理論」を知る
人間の身体は、軸ができることで、体幹を主導させての手足のコントロールやスピード、
パワーなどの運動パフォーマンスを最大限に発揮することが可能になります。
この軸を作るときに重要となるポイントが5つあり、この「5ポイント」を垂直に揃えたときが、
身体が最も安定する状態といえます。
ただし、実際の動作では、「5ポイント」を全て揃えたままでは動くことができません。
そこで、機能をするのが「4スタンス」です。
軸は「5ポイント」のうちの過半数である「3/5ポイント」を動力線上に揃えることで、
機能を十分に発揮することができ、これを「3/5理論」といいます。
身体を動かすには、この軸の概念がとても大事です。
先程の4つの走り方それぞれのタイプにも、軸となる場所が違います。
それぞれのタイプにあった軸を理解し、意識することによって、
より良いパフォーマンスを行うことができる。ということです。
どうでしたか?
この4スタンス理論、走るという動作だけ見てみても、今まで知らなかった知識が多くなかったですか?
意識して見ていなかった事に可能性を感じないですか?
自分がスポーツしていた学生時代に知っておきたかったと思いませんか?
身体の動作特性は、誰もが4つのタイプに分類されるんです。決まった1つのやり方ではなく、4つの中から、自分に適したタイプがあるんです。
そして、4つのタイプの特性を知る事で、パフォーマンスを上げられるんです。
凄くないですか?
これを知っていれば、子供たちの可能性が広がるような気がしませんか?
人から見たら少し変わったような走り方でも、
凄く速く走る人は自分の4スタンスを見つけられて身体を上手く使えているのかも?
今、走るのが遅いのは、自分に合った4スタンスを見つけられていないのかも?
上手く使えていないのかも?
一度皆さん自分の走り方、子供さんの走り方、周りの人の走り方を見て、4スタンス理論をイメージしてみて下さい。
新しい発見があるかもしれないですよ。
今回は、走り方について紹介しましたが、
次回は息子が今習っている「野球」での4スタンス理論について紹介したいと思います。
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