4スタンス理論に出会ってしまった話。〜息子の野球に本気になりすぎた父の物語〜
こんにちは、宮本です。
いや、正確にいうと「はじめまして」と言うべきか「いつもありがとうございます」と言うべきか、今回のテーマはスポーツなのでテンション高めでいきます。
最近ですね、うちの小学生の息子が野球を習い始めたんですよ。
これがまぁ、親バカと言われても仕方がないレベルで可愛いんですわ。
小学生のユニフォームってなんであんなに尊いんですかね?
どこのブランドより眩しいですよ。
で、私自身はというと、中学から20代前半まではバスケットボール一筋。
毎日走って跳んで転んで、青春すべてをバッシュに捧げてきたわけですが、
現在は完全に運動から遠ざかり「成長期かな?」と自分を騙しながら中年太りに突き進んでおります(いや、それ成長期じゃない)。
野球はガチでやったことはなくて、小学校の頃に子ども会のオッチャンたちにソフトボールを教えてもらって、
あとは放課後の原っぱで遊び野球。
本格的なフォームなんて知識ゼロです。
そんな私が、息子の必死の姿を見るとですね……
父親って不思議なもので、
「ちゃんとした投げ方とか教えてあげたいな…」
「どうやったら打てるようになるんやろ…」
と、急にコーチ気取りになってしまうのです。
で、そこからが私の暴走の始まり。
・本屋で野球のコーナー漁る
・指導者向けの専門書を読む
・YouTubeで指導チャンネル見まくる
・息子よりも私のほうがフォーム研究する時間が長い疑惑
その中でね、ドえらい本に出会ってしまったんですよ。
■4スタンス理論との出会い
これが、めちゃくちゃ面白かったんです。
結論を言うと、
人間には4つの身体の使い方のタイプがある
という理論。
そして、
そのタイプごとに最も自然でケガをしにくく、パフォーマンスが最大になるフォームが違う。
……いや、それ早よ言ってや!
学生の時に知りたかったわ!!
そう思いましたね。
ちなみに “脳の安定” が身体の動きにめちゃくちゃ関係しているというのが特徴。
脳は【垂直】と【水平】が保たれている時、一番安定する。
つまり、頭の位置がその人の「動きの基準」になるわけです。
人間は同じ身体の構造を持っているはずなのに、
なぜ走り方も投げ方もフォームが全然違うのか?
なぜ「変なフォームなのにめちゃ速い人」が存在するのか?
その答えがこの理論に詰まっていました。
運動とフォームについてはこちら

■4つのタイプってどんなもの?
4スタンス理論では、
人の動きのタイプが以下の4つに分かれます。
① A1タイプ
② A2タイプ
③ B1タイプ
④ B2タイプ
これだけ聞いてもピンと来ないですよね。
私もそうでした。
だけどね――
これを知ると、走り方・投げ方・打ち方・ジャンプの仕方……
全部「その人仕様のベストフォーム」が存在するんだと気づきます。

■例えば、“走り方” の4タイプ
わかりやすく走る動作で説明します。
「あいつ、走り方めっちゃ変やのに速いなぁ!」
っていう子、いましたよね?
あれ、ほんとにタイプの違いなんですよ。
以下は4タイプの“走り方の特徴”です。
(宮本が息子に熱弁しすぎてドン引きされた内容です)
●A1タイプの走り方
膝とみぞおちが同時に前に進むイメージ。
身体はスッと伸び上がる感覚。
腕は軽く握り、肘を後ろから前へ。
リズム良く、軽やかに前へ走るのが得意。

●A2タイプの走り方
膝と背骨の12番(みぞおち裏)が同時に前へ。
身体のねじれを邪魔しない走り方。
手のひらを開き、チョップ気味に腕を振る。
滑らかでしなやかな走り方になる。

●B1タイプの走り方
膝を上げるより、かかとをお尻に引きつける意識。
後ろ足でしっかり蹴って前へ。
腕はほぼ“勝手に振られる”感覚。
骨盤(仙骨)を前に押すイメージが大事。

●B2タイプの走り方
後ろ足で身体を前へ押し込むタイプ。
喉元で身体を前に進めるようなイメージ。
腕はおへその前あたりで軽くクロスする。
上半身が少し揺れることも特徴。

どうですか?
「どれが正しい」ではなく、
“自分に合っているタイプ” が正解なんです。
それが4スタンス理論の最大の魅力。
息子の走り方を観察してみたら……
どうやらB1タイプでした。
そらA1タイプ向けの指導やっても伸びへんわけや。
宮本、反省。
■そもそも、人はなぜ4つのタイプに分かれるの?
その理由がまた面白い。
人には「頭が安定する位置」がそれぞれ違うんです。
・頭が前で安定する人
・後ろで安定する人
・左で安定する人
・右で安定する人
さらにそこに足裏の重心位置が加わって、4つのタイプに分類される。
つまり、
脳が安定する位置=動作として最も自然に動ける位置
というわけです。
脳が安定 → 体幹が安定 → 手足が最大限に使える
これが運動パフォーマンスの基本。
■スポーツに限らず“すべての動作”に関係している
4スタンス理論は、
野球・バスケ・サッカー・テニス……
なんでも応用できます。
歩く・走る・座る・立ち上がる
持つ・投げる・跳ぶ
全部に関係してくる。
だから息子のために読んだ本が、
結果的に私自身の治療にも活かせる内容だったという驚き。
この知識、スポーツ少年少女の親御さんにとって
めちゃくちゃ価値あります。
いやむしろ、
「全大人が知っとった方がええやつ!」
と声を大にして言いたい。
■今回は走り方について解説しましたが…
ここまで読んでいただいて気づきましたか?
息子より宮本の方がハマっているという事実に。
でもそれくらいね、
この理論は面白いし、
身体の使い方を理解するにはめっちゃ良い教材なんです。
次回は――
「野球における4スタンス理論」
ここに踏み込んでいきます。
投げ方・打ち方・守備の動作……
全部タイプで変わります。
息子のフォームを見ながら、
「おお…B1の動き出たな…」
とか言ってる私はもう完全に沼の住人です。
さて前半では “走る” 動作を中心に4スタンス理論をお話しましたが——
後半はいよいよ 野球編 に突入します。
息子が今まさに取り組んでいるスポーツということもあって、
もうね、宮本の熱量が馬鹿みたいに上がっています。
途中で「父さん、落ち着いて」と息子に言われたくらいです。
(いや君のために研究してんねんけどな…?)
■野球 × 4スタンス理論はマジで相性がいい
野球の動きって複雑なんですよ。
・投げる
・打つ
・走る
・捕る
・送球する
・踏み込む
・体重移動する
これ全部に「タイプ差」が出る。
しかもその差が顕著に現れるのが野球というスポーツ。
たとえば、投げ方。
「肘をこう上げて!」
「足をもっと高く上げて!」
「軸足を粘って!」
……いやいや、それ全員に当てはまらんのですわ。
むしろタイプによっては逆効果になる場合もあるんですよ。
だからこそ、4スタンス理論が必要なんです。
■●投げ方にも4タイプが存在する
投球フォームって、野球経験者でも教えるのが難しい。
でも理論を知っていると
「この子はA系やな」
「この子はBの動きやな」
と見極められる。
タイプ別に全然違うんですよ。
●A1タイプの投げ方
・上に伸びながら投げる
・みぞおちの前側が前に進む
・縦の動きが得意
・頭の位置を高く維持したいタイプ
A1タイプって優雅に見える投げ方になる。
バレー選手のアタックみたいな「しなやか×縦の動き」が特徴。
●A2タイプの投げ方
・体幹のねじれを使うのが得意
・脇腹の前側を中心に身体を巻いて投げる
・横と縦の中間的な動き
・ボールが“自然に”前へ飛ぶ感覚があるタイプ
A2は、いわゆる「きれいなフォーム」の人に多い印象。
肘のしなりも使いやすいタイプ。
●B1タイプの投げ方
・後ろ足の蹴りが要
・腕をしならせるより、骨盤で投げるイメージ
・身体の“奥”を使う感覚
・肩が少し開いても強い球が投げられるタイプ
うちの息子がこれ。
「もっと肘を立てて!」と言うと逆に崩れるタイプ。
本来の強みは“骨盤の押し出し”なので、そこを伸ばすのが正解。
●B2タイプの投げ方
・喉元(胸の上)が前に進む感覚
・体幹を「前に倒す」動きが大事
・足の回転力で前に進む
・腕をしならせるより「振り下ろす」ほうが得意
B2にはパワーピッチャーが多い印象。
上半身の前への倒れ込みを使って勢いをつける。
これ、めちゃくちゃ重要なんですよ。
だってタイプ違いのフォームを「正しいフォーム」として押しつけると、
・パフォーマンスは落ちる
・ケガしやすくなる
・本人がしんどい
・伸びない
の四重苦に突入します。
どれだけ努力家でも、合ってないフォームは伸びない。
逆に“自分のタイプにフィットしたフォーム”を見つけた瞬間、
驚くほど動きが軽くなる。
息子がその典型でした。
■「え、なんで急に投げやすそうなん?」の瞬間
息子はどう見てもB1タイプ。
なのに私は勝手にAタイプ寄りのアドバイスをしていました。
・腕をしならせて
・肘を立てて
・高く上げて
・縦回転で
・フォームをコンパクトに
・背中を意識して
・胸を張って
・軸を前に
……いやこれ、完全にAタイプの指導やないかい。
息子からしたら地獄です。
ある日、
4スタンスの知識を踏まえて“B1スタイル”でアドバイスをしたら…
「あれ?投げやすい…」と言いおったんですよ。
父、衝撃。
その日のキャッチボールはほぼ無音。
息子はフォームに集中、私は感動に震え、
母親からは「2人とも何その空気?」と怪しまれるという、カオスな時間。
でもそれくらい、タイプが合うと劇的に変わる。
ピッチングとフォームについてはこちら
■●打撃にも4スタンス理論はめちゃ効く
バッティングも同じくタイプで大きく違う。
Aタイプは「上半身の伸び」でパワーを生む。
Bタイプは「下半身の押し込み」でボールを飛ばす。
たとえば、A1タイプが“体を沈み込ませる打法”をすると、
パワーが逃げてスイングが弱くなる。
逆にB2タイプが“上へ伸びる打法”をすると、
タイミングが合わなくなる。
つまり、
フォームとタイプがズレると全力が出せない。
打撃とフォームについてこちら
■野球少年の親御さんに伝えたいこと
私は今めちゃくちゃ後悔しています。
自分が学生だった頃、この理論を知らなかったことを。
「もっと早く知ってたら怪我せんかったかも…」
「もっと早く知ってたらバスケで跳べたかも…」
「もっと早く知ってたら息子に無駄な指導せんかったのに…」
だからこそ、
今スポーツをしている子どもたちのために伝えたい。
フォームは“正しい・間違い”じゃない。
“自分に合っているかどうか”だけが重要。
4スタンスを知るだけで、
あなたのお子さんの「伸びしろの扉」がガバッと開く。
これは冗談抜きでそう思います。
■そしてもっと大事なこと。それは…
4スタンス理論を知ると、
子どものフォームに「ダメ出しが減る」んですよ。
「なんでお前はこう走られへんねん!」
「なんでそんな投げ方になるねん!」
――これ、違うんですよ。
できないのではなく、
“タイプ的にそれが自然” なんです。
それに気付いた瞬間、私は一気に楽になりました。
息子にも余計な圧をかけず、
一緒に楽しみながら上達できるようになった。
子どもの顔が明らかに変わりました。
怒られながらやるスポーツより、
自分の身体の特徴を理解してもらいながらやるスポーツのほうが絶対に楽しい。
これは間違いない。
■4スタンス理論は、治療にも応用できる
私の本職は鍼灸師。
だからこそ確信を持って言えることがあります。
「身体の使い方」は痛みに直結する。
タイプに合わない動作を続けると、
・肩
・腰
・膝
・股関節
全部痛める。
だから治療でも
「この人はどのタイプか?」
を把握するのはめちゃくちゃ大切。
同じ整体や鍼でも、
タイプに合わせて施術とセルフケアを変えると結果が違う。
4スタンスはスポーツだけじゃなく、
“身体づかいそのものへの理解” だと私は思ってます。
■最後に。スポーツをする子を持つ親御さんへ
もしあなたのお子さんがスポーツをしていて、
・伸び悩んでいる
・フォームがぎこちない
・ケガをしやすい
・運動に苦手意識がある
・走り方が独特
どれか1つでも当てはまるなら、
4スタンス理論は必ず役に立ちます。
息子のフォームが変わったあの日、
本気で涙出そうになりましたからね。
(嘘じゃない。ガチのやつ。)
ぜひ一度、お子さんの走り方や投げ方をじっくり観察してみてください。
普通にめちゃくちゃおもしろいですよ。
人の身体ってほんまによくできてます。








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