10歳〜15歳の男子がなりやすい膝の痛みの正体を暴く!!

 

「オスグッドは“膝だけの病気ちゃうねん!」

こんにちは!宮本です。

今日も治療の合間にブログを書いているんですが、受付の先生に「宮本先生、また文章長いですよ!」とつっこまれながらニヤニヤしてます。いや、もう言わせてほしい。

オスグッドの話は短く終われへんのよ。



なぜなら……奥が深すぎる!

さて今回のお題は 「オスグッド・シュラッター病」

小中学生男子の三大お悩みのひとつ(※宮本調べ)

親御さんからしたら「膝の下が出てきて痛がる!怖い!」って心配になりますよね。

けど、まずは落ち着いて。

オスグッドは“ちゃんと原因を見つけて、ちゃんと対処すれば”改善できます。

そして最大のポイントは、膝だけ見てたらダメ!ここ重要!

これ、治療家になったばかりの若い頃の僕も間違ってたんですよ。

「膝が痛い?はい膝の治療!」って膝だけ触って、そら治らんわという話です(笑)

でも今は違います。

僕は元理学療法士やし、運動指導・リハビリ・解剖学ずっとやってきたから言えます。

オスグッド= 全身の使い方の問題 × 筋肉の成長差 × 足の構造 × 練習量

これが複合的に絡んで起こる、まさに“スポーツ障害の集合体”みたいな症状なんですよ。


■ まず、症状を整理しよう

あなたの子どもさん、もしくはあなた自身、こんな症状ありません?

・膝の下が痛い

・走り始めるとじわ〜っと痛くなる

・ジャンプするとズキン

・屈伸で痛い

・膝の下がボコッと出てきた

・正座がつらい

・運動のあと特に痛む

これ全部オスグッド“あるある”です。

でもここでまず知ってほしいのは……

痛む場所=原因じゃないことが多い

人間の身体って、そんな単純やないんですよ。

痛む場所だけ治療しても治らんのはそのせい。

オスグッドの詳しいデータはこちら


■ 原因の大本命「大腿四頭筋の引っ張り問題」

オスグッドの99%に関わってくるのがこれ。

太ももの前にある“大腿四頭筋”が硬すぎる問題!

大腿四頭筋は4つの筋肉の総称で、膝下の 脛骨粗面 にガッチリくっついてます。

子供の膝下の骨は“軟骨+成長過程の骨”だから、まだ柔らかいんですよ。

そこに、毎日毎日、

・部活のダッシュ

・ジャンプ

・ピッチング

・キック

・階段

・着地

・急停止

こんな“膝に負担かかりまくり動作”をバンバンするわけです。

すると、

硬い大腿四頭筋が → 軟らかい脛骨粗面を引っ張る → 痛い! → 出っ張ってくる!

もう想像しただけで、痛そうですよね……。

子どもは我慢強いから「大丈夫!」なんて言うけど、あれ絶対大丈夫ちゃう。


■ で、ここからが宮本ポイント

普通の整形でよくある説明がこれです:

「オスグッドですね〜。成長痛です。運動控えて湿布で様子見ましょう。」

いやいやいや、

湿布で治るなら、オスグッドで困る子なんて誰もおらんねん!

湿布は冷たくて気持ちいいだけ。

根本的な原因には1ミリも届いてません。

じゃあ、本当の原因は?

筋肉が硬いから? → まだ甘い!

筋肉が硬い理由は?

・使いすぎ

・ケア不足

・姿勢の癖

・足のアーチの崩れ(←大事!)

・股関節の動きの悪さ

・成長スピードに筋肉が追いつかない

ここまで掘らないと、治療にならない。


■ 宮本が絶対に見るポイント

① 足部のアーチ

② 足首の動き

③ 股関節の可動域

④ 骨盤の位置

⑤ 大腿四頭筋の硬さ

⑥ 太ももの裏(ハム)の柔軟性

⑦ ふくらはぎの状態

⑧ 走り方・跳び方

特に “足が原因のオスグッド”、めちゃくちゃ多いです。

足部の「過回内(オーバープロネーション)」

これがある子は、膝に負担が爆増します。

ここを無視して膝だけ治療しても、そら治らんわけです。


■ セルフケア:「太ももはがし」だけは絶対覚えて

僕が患者さんにも親御さんにも必ず教えるのがこれ。

太ももの筋肉って、ただストレッチするだけじゃ伸びない子が多い。

特にスポーツしてる子は“筋肉の癒着”が強いんです。

だから宮本式は「筋膜を“はがす”」イメージ。

文章で説明してもわかりにくいと思うけど、やることは簡単。

  1. 太ももの真ん中あたりの骨をイメージして、

  2. 親指でグッと押し込み、

  3. そこから指を支点にして、“外側へ/内側へ”ゆっくり回す

  4. 骨から筋肉をはがす感覚で、膝の上から股関節手前まで

これ、“効く”子は「うおおぉぉぉ!」って叫びます(笑)

でも、これが大事。


■ そして最大の肝:足部の歪み

オスグッドは 足が悪い子が圧倒的に多い

・偏平足

・過回内

・足首グラグラ

・着地が内側に潰れる

・靴の減り方が内側だけ極端

これら全部、膝の負担アップ。

じゃあどうする?

そう、

足の構造そのものを正す必要がある。

これができるのが、当院で扱っている “医療用インソール(フォームソティックス・メディカル)”。

一般販売されていない、医療従事者だけが処方できるやつです。

もちろん後半で詳しく説明します。


◆ オスグッドは“膝の下をいじるだけ”じゃ治らん

これだけは覚えておいてほしい。

痛い場所=原因じゃない

これ、運動器の鉄則。

オスグッドで腫れてくる「脛骨粗面」は、

大腿四頭筋に無理やり引っ張られて炎症を起こしとる“結果”であって、

そこを揉んでも叩いても湿布貼っても、改善スピードは正直ビビたるもの。

だから宮本はまずココを見る。


◆ オスグッドの“根っこ”は ①足部の歪み ②股関節の硬さ の2本立て

① 足部(足首〜土踏まず)のねじれ

これな、めっちゃ大事。

ほぼ全員にある。

特に小学生男子の8割は足がつぶれがち。(データ的にもそう)

足首が内側に倒れる “過回内” って状態は

大腿四頭筋をガチガチに緊張させるスイッチになってる。

しかも本人に自覚ゼロ。

これはフォーム指導だけでは絶対治らん。

だから当院でも必要な子にはフォームソティックス・メディカルを提案してるわけ。
骨格から変えて炎症が起きる負担を根本から取る。

ただし今回は

「インソール無しでどこまで減らせるか」

まで書いていく。


② 股関節の硬さ

男子に多いんよコレ。

ストレッチしてる“つもり”でも、

全然伸びてない“もどきストレッチ”をしてる子がほとんど。

股関節が硬いと、大腿四頭筋が余計に働いてしまうから

その結果 → 膝の下が引っ張られる。

オスグッドの子の8割は

お尻の筋肉(大殿筋・中殿筋)が眠ってる。


◆ じゃあ宮本式は何するねん?

1)太もも前(大腿四頭筋)を“骨から剥がす”

さっき前半で書いた

“骨から筋膜を引きはがすようにほぐす”

やつ、あれめちゃ大事。

ただ…

子どもにやらせても弱すぎて意味がない場合がある。

なので親がやってあげる場合は

「まあまあ痛がるけど気持ちいい」レベルでOK。

※注意

・青タンできるほど強くやらない

・1日1回でいい(やりすぎ厳禁)


2)お皿(膝蓋骨)の上を“横に切るように”ほぐす

これは地味に効く。

大腿四頭筋の付け根が緩むから動作の引っ張りが減る。

親指で横にシャッシャッと。

10回〜20回。

オスグッドシュラッターと膝蓋骨についてはこちら


3)ふくらはぎを徹底的に柔らかく

え?ふくらはぎ?と思うかもやけど、

ここが硬いと太ももが硬くなる。

子どもはジャンプしまくるから、知らん間にパンパン。

ふくらはぎ柔らかい → 太ももも柔らかくなる → 膝が楽

この流れは鉄板。


4)ストレッチは必ず“運動後”に

オスグッドは“使いすぎの病気”。

ウォームアップで頑張るより

クールダウンでどれだけ緩めるかが一番大事。

運動後の大腿四頭筋の伸ばしは

10秒×3回で十分。

押し付けたいのは

「強く伸ばす必要は無い」ということ。

オスグッドストレッチの効果はこちら


◆ それでも痛いなら「足部の過回内」が確定

ここ大事やで。

太もも緩めても、股関節緩めても、

ストレッチしてもマシにならん場合は…

ほぼ100%、足が悪い。

このパターンはもはや

筋肉だけで治る段階ではなく

“構造の歪み“が原因。

この場合は

・フォーム指導

・シューズ選び

・インソール

この3つのセットが必要。

特にオスグッドは

「成長期が終わるまでの時間との勝負」やから

早めの判断がめちゃくちゃ大事。


◆ 宮本からひと言:

「我慢して運動し続けた子の“未来の膝”は守れへん。」

これは断言する。

痛いまま練習し続けた子どもは

大人になっても膝下が出っ張ったまま、

雨の日に痛む、しゃがみにくい、正座できない…

そんな未来を引きずる。

逆に、原因を正しく潰した子は

スポーツのパフォーマンスも上がるし、

ケガしにくくなる。

だから“今”がめちゃくちゃ大事なんや。


◆ まとめ(超重要ポイントだけ抜粋)

・痛い場所=原因じゃない

・大腿四頭筋の固さは超重要

・だけど“足部の過回内”が最大の原因

・成長期の軟骨(骨端核)は引っ張られると痛む

・ストレッチは運動後

・親のケアが結果を大きく左右する

・足部を治さないと根治は難しい

・インソールは医療用が最も再現性が高い



「オスグッドは必ず良くなる。

ただし、ちゃんと原因を見れば、の話。」

関連記事

  1. 子供の成長について

  2. 温活って知ってますか??

  3. 投球障害を防ぐためのガイドライン

  4. 中高生に多い脛骨疲労性骨膜炎の正体とは!?

  5. 貴方の頭痛はどこから?痛みに合わせたケアができていますか?

  6. 将来にも関わる!?少年野球をしている子供の肘の痛みの正体

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。