将来に関わる!?野球肩ってどういうもの??

このブログは「少年野球をしている子供が肩に発症しうるスポーツ障害」を説明しています。

前回は野球肘について説明しました。

未来にも関わる!?少年野球をしている子供の肘の痛みの正体

野球肘を早期発見早期治療することが大事な訳


よろしければこちらも合わせてお読みください。
この野球肩という名称は野球肘同様、野球をしていて起こる肩のスポーツ障害を総称しています。
その中でも今回はリトルリーガーズショルダーにスポットを当てて説明していきます。

肩ってどんな関節なの?

まずは肩について知っていきましょう。

肩関節とは腕側の上腕骨と体幹側の肩甲骨で構成される関節です。
まずこの時点で知らなかった人も居るかもしれません。イメージ的に体感に直接くっついていると思っていた方も多いでしょう。
そしてその肩甲骨が肋骨や鎖骨などと関節して体幹と腕を繋げています。
もちろん、草野球をしている大人でも肩を痛めることはあります。
ですがそれはリトルリーガーズショルダーとは全く起きていることが違います。

では大人と子供の肩にどんなに違いがあるのでしょうか?

それは成長軟骨

要は骨の伸び代です。大人の骨は伸びきっていますからね。
ではその成長軟骨がどうなるとリトルリーガーズショルダーと呼ばれるのでしょうか?

リトルリーガーズショルダーとは?

さて、本題です。
上で書いた、成長軟骨ですがもちろん軟骨なので柔らかいです。

骨付きの唐揚げなどを食べる時に端っこに白い半透明のところがあると思います、あれも軟骨です。
食べる時にあの軟骨って剥がれますよね?

………もう私が言いたいことがわかってしまったかもしれません。

そう成長軟骨も剥がれてしまうことがあるのです!

それがリトルリーガーズショルダーなのです。

リトルリーガーズショルダーの正式名称は「上腕骨近位骨端線離開」といいその剥がれた境界線を骨端線といいます。
その骨端線が離開、つまり離れるので骨端線離開と呼ばれます。


では剥がれて離開しまうとどうなってしまうでしょうか?
上記の通り成長軟骨は骨の伸び代です。その伸び代に負担がかかり、骨の成長にも関わってきますし、何より痛みが著名です。
最初は投球時に痛みを感じるところから始まりますが、どんどん悪化していくと日常生活動作でも痛みを感じるようになります。

 

何故、リトルリーガーズショルダーになってしまうのか?

では何故、リトルリーガーズショルダーになるのかです。

1番の要因は、投球動作の負荷によるものです。俗に言うオーバーユースですね。

肩関節にねじれの力が加わるタイミング

このタイミングです。この時肩関節にとても強いねじれの力が加わっています。

成長軟骨は力学的に牽引力(引っ張る力)と剪断力(引き違う力)に弱いという性質があります。

ただ、オーバーユースによって起こるスポーツ障害はこれだけではありません、
同じように肩に痛みを感じるものでは肩部の軟部組織の損傷
(筋、腱、靭帯、関節包など)、腱板損傷、上腕二頭筋の損傷等があります。

見分けるには、骨端線上に圧痛を確認出来るかどうか、先ほどのねじれの姿勢で痛みが誘発されるかどうか、
それと
x(レントゲン)での検査になります。

周りができる予防策

親御さんやコーチ陣が出来る予防策、それは見てあげること話すことです。
見てあげることで、その子の動きの変化や、表情の変化を感じてあげましょう。
話をしてあげることで痛みがあると、言いやすい環境を作ってあげましょう。

理由は様々ですがどうしても、子供は我慢してしまうことが多いです。例えばレギュラーを外されてしまったり、
痛いけどいけると思ってやりすぎてしまう、又は、親御さんが言い難い環境を作り出してしまっているかもしれません。

急に休みたいと言い出したりした時にちゃんと見てあげられていればその少し前のことを思い出して、
動きが変だったな、何かかばっているような動き方だな、など変化を感じることが出来ると思います。
それを言葉にして話をするだけで子供もちゃんと見てくれているんだと安心します。

痛みが出てきた時の対処

まず、痛みが出てきた時は練習をストップさせましょう。とくに痛い方の方を使う投げる動作はやめましょう。そして、痛みがどんな動きをした時に出るか、腫れていないか、赤くなっていないかなどを覚えておきましょう。

そして、お近くのかかりつけの整骨院などで見てもらうと良いと思います。

リトルリーガーズショルダーの殆どは安静にすることにより回復します。

ですが痛みにより周囲組織が固くなっていたりオーバーユースにより周囲組織に硬結(コリ)が生じたりすることで血行不良を起こし治癒が遅れてしまうこともあります。なので手技療法などにより周りの組織を和らげて血流を促進し自己回復力をより強くしてあげることにより、安静にするだけより早く回復を促すことが出来ます。

まとめ

 

リトルリーガーズショルダーとは

「上腕骨近位骨端線離開」とも言いとても大きい損傷である。

発症を予防するには周りの親御さんやコーチ陣と子供とのコミニュケーションが不可欠である。

 

当院でも野球をしている子供の治療をしております。
しっかりケアをして野球ライフを送れるようにしましょう。

宮本

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